萩市社会福祉協議会

萩市社会福祉協議会

小地域福祉活動の推進役、地域のアンテナ役 福祉員活動

地域住民のみなさんから選出され、(担当地区民生委員や自治会長等の推薦)萩市社会福祉協議会会長から委嘱を受けて(再任は妨げない。)活動する「小地区福祉活動の推進者」です。福祉員は、選出された地区を担当し、近隣の住民のみなさんに働きかけたり、民生児童委員やボランティアなどと協力して、地域の福祉問題を発見し、解決する「担い手」としての役割が期待されています。

福祉員の役割

  • 1.福祉問題の把握(アンテナ役、世話焼きさん)

    例えば、ひとり暮らしで話し相手がいない。食事の支度や買物、通院等日常生活で困っている。
    子育てで悩んでいるけれど、近くに相談できる人がいない。訪問販売等で断りきれずに商品を買わされて困っている。とか・・・。
    日常生活で生活のしずらさを抱えている人、気になることなど福祉問題を発見することが活動の第一歩です。

  • 2.関係者への連絡

    福祉問題を把握したら、民生児童委員などの関係者に連絡することが必要です。
    関係者が連携して地域の福祉問題への支援活動を効果的に展開するためには、共通認識を関係者同士が持つことが大切です。

  • 3.見守り・生活支援ネットワーク活動への参加

    関係者が地域の福祉問題について共通認識を持ち、連携してネットワークをつくり、日常的な支援活動を行います。
    福祉員は、ネットワーク活動の要として、声かけや見守りによる支援活動へ参加し、問題解決の実践者としての役割があります。

  • 4.地域内での支援活動への参加

    萩市社会福祉協議会では、福祉のまちづくりを進めるために、様々な活動を行っています。
    高齢者や障害者、子ども、子育て中の親など様々な住民が集まって楽しく過ごすことができる「ふれあい・いきいきサロン」などの中心的推進役も福祉員です。

  • 5.住民への福祉活動参加の働きかけ

    身近な地域でネットワーク活動や支援活動を幅広く展開するには、地域に暮らす住民のみなさんの理解と参加を得ることが必要です。
    福祉員は小地域福祉活動のリーダー役として、住民のみなさんへの働きかけを行い、活動への理解と参加を促します。

  • 6.福祉に関する情報の提供・問合せの受付

    介護保険や支援費制度など福祉に関する制度やサービスは多様化しています。
    福祉員は、福祉制度やサービスに関する地域住民のより身近な相談窓口として、住民のみなさんに情報提供を行うとともに、
    住民からの要望や苦情を関係機関に伝えます。

  • 7.萩市社会福祉協議会の運営面での協力

    福祉員は地域における社会福祉協議会事業推進の理解者であり、原動力であって、なくてはならない大きな存在です。
    社協会費の集金や社会福祉大会等の協力者でもあります。

福祉員の心得10か条

  • 第1条 自分の家族の理解と協力を得ましょう。

    活動を行うためには、まずは福祉員の役割・活動内容について家族の理解と協力が必要です。

  • 第2条 活動を生活のリズムの中に取り入れましょう。

    一度に多くのことをするのではなく、余裕をもって、できることからはじめましょう。活動には、継続性が必要です。

  • 第3条 相手の気持ちになって行動しましょう。

    難しいことですが、大切なことです。相手の人格を常に尊重することを忘れないでください。

  • 第4条 約束は守りましょう

    活動の中で約束したことは、きちんと果たしましょう。

  • 第5条 秘密は守りましょう。

    活動上知り得た秘密(プライバシー)は、むやみに口外しないよう気をつけましょう。

  • 第6条 まわりの人々の理解と協力を得ましょう。

    充実した活動のためには、近隣住民、ボランティアなどの理解と協力が不可欠です。

  • 第7条 民生児童委員との連携に務めましょう。

    日頃から、自分の地区の民生児童委員と連絡を密にしましょう。小地域福祉活動では、民生児童委員との協働活動が大切です。

  • 第8条 難しい問題は、ひとりで抱え込んだり、判断・行動したりしないようにしましょう。

    民生児童委員や社会福祉協議会、行政などと連携して問題解決に努めましょう。
    「ほう」=報告 「れん」=連絡 「そう」=相談

  • 第9条 地区の社会資源を把握しておきましょう。

    社会資源とは、施設や人、サービスなどニーズを満たすために利用できるものの総称です。
    研修会などに参加して、それらの知識を身につけるようにしましょう。

  • 第10条 自分の活動を定期的に点検してみましょう。

    日々の活動を記録し、定期的に点検することで、もっとよい方法がみつかったり、
    見直さなければならないところがでてくるかもしれません。